乳首(乳頭)が乳輪と平坦になっている、または乳輪よりもへこんでいる状態の陥没乳首(陥没乳頭)は、バストの見た目のイメージを悪くしてしまうだけでなく、授乳やほかの病気のリスク増などの問題も発生させてしまうやっかいなものです。
このページでは、陥没乳首(陥没乳頭)はどんな原因になっていまい、どんなタイプがあるのか、簡単にはじめる治し方までまとめてご紹介します。
陥没乳首(陥没乳頭)とは?
陥没乳首(陥没乳頭)とは、乳首(乳頭)が乳輪から出っ張っておらず、むしろ平坦または乳輪よりも乳首のほうがへこんだ状態になっている状態の乳首を指します。
病気というよりも「乳首の状態異常・発育不全」なのですが、見た目が美しくないという問題だけでなく、いざ出産したときに授乳に支障をきたす可能性が出てきます。
さらに乳輪下膿瘍や乳腺炎などのリスクを高めてしまう要因ともなり得るので、放置しておくことはおすすめしません。
陥没乳首(陥没乳頭)になる2つの原因
陥没乳首になる原因は、生まれつきの先天的なものと、成長してから発生する後天的なものの2パターンあります。
先天的なものは繊維組織の未発達が原因
先天性の陥没乳首の人は、乳首を支えている繊維組織が生まれつき未発達であることが原因とされています。
乳管が短かったり、あるいは繊維組織が癒着して乳首が内側に引き込まれたりすることによって乳首の陥没が起こってしまいます。
ただ、なぜこのような現象が発生するのか、そのメカニズムは未だに全容解明されていません。
後天的なものは乳房関係の疾患が原因
生まれたときは正常だったのに、途中から陥没乳首になってしまった後天的な陥没乳首の場合、その裏に疾患がひそんでいる可能性があります。
乳がんや乳腺炎など乳房関係の疾患が原因となっているケースが多くあり、心当たりの方は一度婦人科で診察してもらうことをおすすめします。
なお、後天的な陥没については下着の圧迫によって症状が進むケースもあります。
陥没乳首には軽度~重度の3つのタイプがある

陥没乳頭といっても、誰でも同じ状態ではなく、人それぞれで軽度、中度、重度とタイプが異なっています。
軽度の陥没乳頭とは、バストトップに指などで刺激を与えると、陥没している乳頭部分が表面に突き出してくる場合のことをいいます。
指などの刺激では出てこず、搾乳機などの器具を使っての強い刺激で出る場合は中度の陥没乳頭、どんな刺激を与えても乳頭部分が全く出てこない状態は重度の陥没乳頭です。
このタイプの違いによって治し方が異なってくるので、自分の陥没乳頭がどの程度にあたるのか、まず確かめてみましょう。
関連ページ:軽度の陥没乳頭の割合はどれくらい?リスクや手術で治療することはできる?
陥没乳首の4つの治し方
陥没乳首(陥没乳頭)の治し方としてはおもに4種類あり、それぞれの治し方について順番にご紹介します。
1.マッサージなどのハンドケアで陥没乳首を治す
マッサージなどのハンドケアは、陥没乳首(陥没乳頭)対策の中でもっとも手軽に始められるのが大きな魅力です。
軽度のものから中度の陥没乳頭であれば、こうしたハンドケアだけでも改善につながる可能性があります。
陥没乳首(陥没乳頭)の悩みがある人は、いきなり手術に踏み切るよりも、まずはこのように手軽に始められる対策を「ダメモトでよいから」というぐらいの感覚で数ヶ月続けてみるのがおすすめです。
くわしいマッサージ方法はこちらのページをご覧ください。
関連ページ:誰でも無料で簡単に陥没乳頭(陥没乳首)をマッサージで治す方法
2.吸引器などの対策グッズを使って治す
乳頭を吸引して物理的に引っ張りだす乳頭吸引器などの対策グッズも、ハンドケアと同様に軽度~中度の方にオススメの治し方です。
大きく分けて次の3種類のタイプが発売されています。
- 手動ポンプ式吸引器
- ニップルサッカー
- ニップルフォーマー
数十秒だけ使用するものもあれば、24時間ずっと装着して改善をめざすアイテムがありますので、使い勝手やライフスタイルなどに合わせて選びましょう。
くわしい対策グッズはこちらのページでご紹介しています。
関連ページ:陥没乳頭を治す6種類のおすすめグッズと期待できる効果を紹介!
3.陥没乳頭改善クリームを使う
陥没乳頭改善クリーム「ピュアナス」を使ってケアすることにより、軽度~中度の陥没乳頭を治せる可能性があります。
ピュアナスには陥没乳頭を改善ケアするためにこのような成分が配合されています。
- 女性ホルモンを分泌促進させ乳腺を成長させる成分
- 血行を促進させ乳首の大きさを整える成分
- 乳頭自体を柔らかくし、乳頭が出やすくなる成分
1日2回毎日塗り続けることで、徐々に陥没した乳頭部分をやさしくケアすることができます。
よりくわしいメカニズムについてはこちらの動画をご覧ください。
天然成分中心の配合で、乳頭部分を傷めず、やさしくお使いいただけます。(ご心配な方は念の為かかりつけの医師にご相談ください)
毎日の使い方もとても簡単。
- 乳頭吸引器で乳頭を引き出す
- 小豆大ほどのピュアナスを手に取る
- よく塗り伸ばす
- 30~60秒ほど吸引器を使って乳頭を引き出す
- マッサージを行って完了
1日数分程度を行うだけなので、マッサージや吸引機よりも手間をかけることなくより確実なケアを行うことができます。
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4.手術を行う
陥没乳首(陥没乳頭)の症状が重度の場合や、ハンドケア・対策グッズなどを試しても改善が見られない場合は、病院での手術治療を検討してみるのもよいでしょう。
術式は病院によって異なりますが、切開して繊維組織の剥離・切除などを行った後、縫合して固定する方法が一般的です。
なお、母乳に関係する乳管を保存する場合と切断する場合では術式が異なりますので、医師と相談して適切な方法を選びましょう。
どのような手術方法があるのかはこちらのページでご紹介しています。
関連ページ:病院で治療する場合の陥没乳首(陥没乳頭)のさまざまな手術方法
陥没乳首(陥没乳頭)は放置せず手軽な対策から始めてみましょう
乳首(乳頭)が平坦またはへこんでいる状態になっている陥没乳首(陥没乳頭)は、それ自体が重大な病気というわけではありません。
しかし、見た目の悪さや授乳の難しさ、乳腺炎などの病気のリスクを高めてしまうといった数々の問題を発生させてしまうため、放置しておくことはおすすめできません。
陥没乳首(陥没乳頭)を改善するために、軽度~中度の陥没乳頭の場合は、マッサージやピュアナス、乳頭吸引器など手軽な治し方から始めてみましょう。
重度の陥没乳頭や、マッサージや対策グッズなどで効果がなかったときは手術治療という最終手段もあります。
陥没乳頭の手術は、治すためには一番確実の方法であるものの、高額な費用や仕上がりにおけるデメリットがあり、慎重に検討することがおすすめです。
この記事の監修責任者
株式会社ピュアナス カスタマーサポート&広報担当 三上美羽
専門医と連携した陥没乳頭改善クリーム「ピュアナス」で、ご利用中のお客さまのサポートや広報活動を担当しています。 ピュアナスは2017年3月より販売開始以来、これまでに2万人以上の方にご愛用頂いている実績のあるアイテムです。 人にはなかなか聞けないバストケアのお悩みや疑問を同じ女性の立場から、これまでに頂いたお客さまのご意見も採り入れわかりやすくご紹介いたします。