軽度の陥没乳頭の治し方は?授乳のリスクや手術で治療することはできる?

陥没乳頭(陥没乳首)は、乳頭が凹んでいたり、平らな状態になっていることをいいます。

見た目や授乳の観点から、日本の女性の中で約4人に1人が悩んでいるとされています。

しかし、陥没乳頭といっても、誰でも同じ状態ではなく、人それぞれで軽度、中度、重度とタイプが異なっています。

このページでは、軽度の陥没乳頭とはどんな状態なのか、また治し方や授乳のリスク、手術で治療することができるのかについてご紹介したいと思います。

軽度の陥没乳頭とはどんな状態?

軽度の陥没乳頭とは、バストトップに指などで刺激を与えてみて、陥没している乳頭部分が表面に突き出してくる場合のことをいいます。

指などの刺激では出てこず、搾乳機などの強い刺激で出る場合は中度の陥没乳頭、どんな刺激を与えても乳頭部分が全く出てこない状態は重度の陥没乳頭です。

図で見ると次のように分類することができます。

陥没乳頭の程度

自分の陥没乳頭がどの程度にあたるのか、この機会に確かめてみましょう。

アンケートでわかった軽度の陥没乳頭の方の割合は?

当サイトが陥没乳頭に悩んでいる50名の方に行ったアンケートによると、少しの刺激、または刺激で出る軽度の陥没乳頭と答えた方の割合は全体の64%になりました。

軽度(刺激で出る) 32名 64%
中度(搾乳機などの強い刺激ででる) 11名 22%
強度(まったく出ない) 7名 14%

ひとことで陥没乳頭といっても、半分以上の方は指や手などの刺激で出る軽度の範囲であり、搾乳機などの強い刺激で乳頭部分が出てくる中度の方を含めると、8割以上の方が該当することになります。

軽度~中度の陥没乳頭の治し方

軽度~中度の陥没乳頭の場合、刺激を与えると乳頭が出てくるため、重度の陥没乳頭よりも治しやすい状態です。

そもそも陥没乳頭とは、乳頭の内側にある乳管に関わる組織が未発達のため乳房の中に乳頭部分が引き込まれて起こる症状です。

定期的に刺激を与え続けることで、引き込まれていた乳頭が外へ出やすくなり、また血行促進によって乳管自体が成長することで徐々に陥没乳頭の状態が改善する場合があります。

軽度の陥没乳頭の治し方として、次の2種類をご紹介します。

乳頭マッサージ

陥没乳首の治し方

軽度の陥没乳頭の治し方として最もポピュラーなのが乳頭マッサージです。

次のような手順でマッサージを行います。

  • 馬油や保湿オイルなどのクリームなどを使って乳首および乳輪・乳輪周辺に塗布する。
  • 乳輪から乳首を押し出すような意識でつまんで3~10秒程度圧をかける。
  • 乳首を指でつまんで「こより」を作るように左右に軽くひねるようなマッサージを数十秒~1分程度実施する。

継続して刺激を与えることが重要なため、バストトップ部分を清潔にして、1日2回朝晩繰り返してを続けることが重要です。

個人差もあるため、マッサージによって万が一痛みや違和感を感じたらすぐに中止して、止めたあとも続くようであれば皮膚科などの病院に相談することをおすすめします。

よりくわしい乳頭マッサージの方法については、こちらのページもチェックしてみてください。

関連ページ:誰でも無料で簡単に陥没乳頭(陥没乳首)をマッサージで治す方法

陥没乳首改善クリーム「ピュアナス」を使う

陥没乳頭改善クリームピュアナス本体

陥没乳頭改善のための専用クリーム「ピュアナス」を合わせて使うことにより、乳頭部分の成長を促進し、改善効果をよりサポートすることができます。

ピュアナスには、

  • 乳首の成長をサポートするはたらき
  • くぼみがなくなるように乳首の柔軟性を高めるはたらき
  • 乳首の大きさを整える血行促進のはたらき

といったはたらきでバストトップを理想の形へキープすることを目指します。

ピュアナスの具体的なメカニズムは、わかりやすく動画でご紹介しています。

先ほどご紹介したマッサージケアと一緒にピュアナスを使うことで、クセづけながらより早く時短しながらケアできる効果が期待できます。

ピュアナスの使い方はカンタン!

ピュアナスは、マッサージするときと同じタイミングで1日朝晩2回塗るだけで特別な使い方は必要ありません。

ほんのりローズの香りがする無色透明のジェルタイプになっていて、塗った後に目立ったりニオイが強すぎることもありません。

実際にピュアナスを使用した軽度~中度の陥没乳頭のモニター様のビフォーアフターの画像はこちらのページでご紹介しています。

>ピュアナスモニター様のビフォーアフターはこちら

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軽度の陥没乳頭で授乳への影響はどれくらいある?

陥没乳頭では授乳時に、

  • 陥没乳頭の状態によってはそもそも授乳できない
  • 授乳しづらく成長不良に繋がる
  • 授乳しづらく親・赤ちゃん共にストレスがたまる
  • 乳腺炎になって痛みなどが起こる可能性

といったトラブルが起こりがちです。

しかし、軽度の陥没乳頭の場合は、多くはなんらかの刺激を与えると乳頭部分が出てくるため、授乳前にマッサージなどを行うことによってバストトップを露出させてから授乳を行うことができる可能性があります。

マッサージをすることで露出させることができますが、専用グッズを使うことで、よりスムーズに授乳を行うこともできるので、授乳に悩んでいる方は検討してみてはいかがでしょうか?

授乳時に使えるグッズは大きくわけてこの3種類があります。

  • 手動ポンプ式吸引器
  • ニップルサッカー
  • ニップルフォーマー

それぞれどのようなグッズなのかは、こちらのページでくわしく解説しています。

関連ページ:おすすめ授乳改善吸引器グッズと期待できる矯正効果を紹介!

ただ、これらのグッズは一時的に乳頭を露出させることはできるものの、少しすると元に戻るので、本格的な改善を目指すのであれば、マッサージやピュアナスを併用したセルフケアをおすすめします。

軽度の陥没乳頭は手術で治療できる?

医療器具

陥没乳首(陥没乳頭)を改善するためにセルフケアではなく、病院での手術によって治したいと考えている方もいらっしゃると思います。

陥没乳頭の手術は総合病院であれば乳腺外科、または美容クリニックで行われており、主に

  • 母乳を運ぶ乳管を温存する手術
  • 乳管を切断する手術

の2つの手術法があります。

陥没乳首の手術は最も治る可能性が高い方法ではあるものの、次のようなデメリットもあるため、慎重に検討する必要があります。

  • 高額な費用がかかる
  • 術後は痛みや行動制限が発生する
  • 感度が落ちる
  • 乳頭の色にまだらができる
  • 色味が左右で異なる
  • 再発リスクの可能性もある

くわしいデメリットの内容はこちらのページをご覧ください。
関連ページ:最初に知っておきたい陥没乳頭手術の6つのデメリット!

陥没乳頭の手術は、陥没状態が重度な方に適した方法で、見た目にとても困った方や、他の方法で授乳が全くできない方が選ばれる事が多いです。

軽度の陥没乳頭の場合、自分のバストトップの状態や程度を見比べて、費用やデメリットに見合うものかどうか考えてみましょう。

また、陥没乳頭の手術は、医師の技術力や採用する方法によって見た目の仕上がりが変わってくることも多く、依頼するクリニック選びも重要です。

病院で治療する場合の陥没乳頭の具体的な手術方法についてはこちらのページでご紹介しています。

関連ページ:病院で治療する場合の陥没乳頭のさまざまな手術方法

まとめ

軽度の陥没乳頭の治し方についてご紹介しました。

軽度の陥没乳頭とは、普段は凹んでいるものの、指などの刺激で乳頭部分が露出する状態です。

完全に凹んでいるわけではないので、マッサージやピュアナスを併用して継続的にケアを行うことで刺激により改善することもあります。

また、授乳の場合は吸引器などのグッズを使うことで一時的に露出させて授乳を行うことができます。

陥没乳頭の手術は、治すためには一番の方法であるものの、高額な費用や仕上がりにおけるデメリットがあり、慎重に検討したほうがよいでしょう。

軽度の陥没乳頭であれば、セルフケアで改善する場合もあるのでまずはそこからはじめてみるのもおすすめです。

この記事の監修責任者

株式会社ピュアナス カスタマーサポート&広報担当 三上美羽

専門医と連携した陥没乳頭改善クリーム「ピュアナス」で、ご利用中のお客さまのサポートや広報活動を担当しています。 ピュアナスは2017年3月より販売開始以来、これまでに2万人以上の方にご愛用頂いている実績のあるアイテムです。 人にはなかなか聞けないバストケアのお悩みや疑問を同じ女性の立場から、これまでに頂いたお客さまのご意見も採り入れわかりやすくご紹介いたします。

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