突然の陥没乳頭(陥没乳首)は病気が原因の可能性も!ケース別に解説!

突然の陥没乳首

陥没乳首は、乳腺や乳管が未発達なまま乳房が大きくなったり、乳頭周辺の筋肉が下へ強く引っ張られたりして起きるケースがほとんどです。
しかし、中にはある時突然、陥没してしまうこともあります。

そのようなケースは病気が原因で起きている可能性も考えられるため、こちらで詳しく確認しておきましょう。

病気が原因で陥没乳首になる2つのケース

陥没乳頭(陥没乳首)の原因

ある日いきなり陥没乳首になった場合は、「乳がん」や「乳腺炎」といった病気が原因かもしれません。

1.乳がんによる「しこり」が原因のケース

乳がんによって出来た「しこり」が乳頭部近くにあると、皮膚が内側に引っ張られて乳首が乳房に入り込んでしまうことがあります。
そうすると、乳首が陥没したように見えるのです。そのため、突然陥没した乳首で疑うべき病気として乳がんが挙げられます。

もちろん、必ずしも「突然乳首が陥没した=乳がん」というわけではありませんが、可能性は考えられます。
いきなり乳首が陥没したという方は、乳房に「しこり」が無かったとしても、早めに医療機関で医師の診察を受けることをおすすめします。

2.乳腺炎が原因のケース

乳房にしこりが出来る原因は、乳がんだけではありません。「乳腺炎」になった場合も、しこりが出来ます。

乳腺炎というと「妊娠や授乳期にだけなるもの」と思われがちですが、実はそれだけではありません。
「慢性乳腺炎」は授乳やホルモンの分泌などの状態に関わらず、若い女性に特に多く見られる病気です。

慢性乳腺炎になると、乳輪の下に痛みを伴う硬いしこりが形成され、腫れが起きたり、膿が出たりといった症状を何度も繰り返します。
慢性乳腺炎は陥没乳首の人が元々なりやすい病気ですが、逆にこの病気によって乳首が陥没することもあります。

抗生剤による治療の効果がなければ、切開して皮膚の下に溜まった膿を排膿する必要があります。
痛みもあるため、そのまま放置する方は少ないでしょうが、大きく病気を発症する前になるべく早く医師の診察を受けることをおすすめします。

2つのケースの違いは「痛み」や「硬さ」

胸の痛みと硬さ

乳腺炎は激しい痛みを伴うケースが多いですが、乳がんによるしこりは痛みがないことがほとんどです。
また、乳がんのしこりは、押しても潰れたり動いたりせず、皮膚の裏側に張り付いているようなものが多いです。

一方、乳腺炎によるしこりは、押すと弾力があるため触るとはっきり分かることが多いです。

症状 乳がん 乳腺炎
痛みは? ほとんどない
(痒みやただれがあるケースも)
痛みがある
(激痛のケースも)
押すと? 潰れない・動かない 弾力がある
しこりを触った感じは? 皮膚の裏側に張り付いている感じ はっきりしこりがわかる
胸全体がガチガチに固い

このように違いがはっきりしているので、「乳がんによるしこりか」、「乳腺炎によるしこりか」はある程度自分で見分けることも可能です。

ただし、乳腺炎の裏に乳がんが潜んでいるケースもあります。必ず医療機関で診察・検査を受け、最終的な判断をしてもらいましょう。

病気ではなく妊娠中のバストアップで乳首が埋もれることも

妊娠中は、授乳に備えて女性ホルモンが急増し、乳腺が刺激を受けます。

そんな乳腺を守るために乳房内に脂肪が増え、バストのボリュームが1〜2カップ分UPすることも珍しくありません。
しかしその時、乳管はそのままの状態なので、ボリュームアップした乳房に乳首が埋もれてしまうことがあるのです。

この場合は、病気ではないのであまり気にする必要はありませんが、気になる方は妊婦検診の際に助産婦へ相談してみるといいでしょう。

早めに医療機関を受診しましょう

このように、突然陥没乳首になった場合は病気が原因の可能性もあります。

不安を抱えてあれこれと悩まずに、早めに医療機関で診察を受けることをおすすめします。

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