乳首がへこんでいる陥没乳首(陥没乳頭)や、乳首が出ずに平らな状態になっている扁平乳首になっている人にとって、赤ちゃんへの母乳授乳に問題が出てくるのかは非常に気になるところです。
そこで今回は、陥没乳首や扁平乳首の母乳授乳は可能なのか、可能にするにはどんな対策をとればいいのかについてご説明します。
陥没乳首(陥没乳頭)や扁平乳首でも多くの場合母乳授乳は可能
陥没乳首(陥没乳頭)や扁平乳首であっても、多くの場合は母乳授乳をすることが可能です。母乳授乳ができる可能性が高いのは、乳首のつまみ出しや、押し出すようなマッサージなどをしたり、乳首吸引器を使ったりすると、一時的にでも乳首がちゃんと出てくる陥没乳首や扁平乳首です。
この場合は、授乳の前にマッサージをする、乳頭吸引器を使うといった手で乳首を出すようにし、さらに母乳がすぐに出るように授乳前に少しだけの搾乳をします。
そのうえで、赤ちゃんが大きく口をあけた瞬間を狙って、乳輪全体をくわえさせるようにするといった工夫をするだけでも、母乳授乳の成功率はかなり高まるといわれています。
これらの対策だけではまだ母乳授乳が少々難しいという場合は、乳頭保護カバー(ニップルシールド)を使用する手があります。
ここまでやれば、陥没乳首や扁平乳首の人でも母乳授乳できる可能性は高くなるでしょう。
ただし、一時的にであっても乳首をつまみ出したり押し出したりすることすらまったくできない、重度の陥没乳首の場合は、これらの工夫をしてもまだ母乳授乳ができない、という状況になってしまうケースも珍しくありません。
重度の陥没乳首(陥没乳頭)は妊娠前に手術をしておくことがおすすめ
重度の陥没乳首(陥没乳頭)の場合は母乳授乳が困難となるため、妊娠前に手術で陥没乳首(陥没乳頭)を治しておくのがおすすめです。
最大のポイントは、「妊娠前」に手術を済ませるということです。妊娠してからの手術となると、麻酔薬のリスク、出血増加のリスクなどがともなうため、引き受けてくれないクリニックが多いです。
そのため、妊娠してから重度の陥没乳首の対策をしたいと考えても、妊娠5ヵ月あたりを過ぎてからの乳頭のつまみ上げやマッサージケアなど、取れる手段はどうしても限られてしまいます。
自分の陥没乳首や扁平乳首は手術まで必要なレベルなのかどうか判断できないという人も、まずはメールで問い合わせてみるといいでしょう。
乳管を温存するタイプの陥没乳首(陥没乳頭)手術を豊富に経験している、信頼感の高いクリニックを選んで相談することをおすすめします。
陥没乳首(陥没乳頭)や扁平乳首でもしっかり対策すれば母乳授乳ができる
陥没乳首(陥没乳頭)や扁平乳首であっても、多くの場合はしっかりとした対策・工夫をすれば母乳授乳も可能となります。
ただし、重度の陥没乳首(陥没乳頭)である場合は、セルフケアだけでは対応しきれないケースもありますので、この場合は妊娠前に手術で治しておくことを前向きに考え、まずはクリニックに相談してみるのがおすすめです。
陥没乳首の場合の授乳の時のデメリットについてはこちらでくわしく解説しています。
この記事の監修責任者
株式会社ピュアナス カスタマーサポート&広報担当 三上美羽
専門医と連携した陥没乳頭改善クリーム「ピュアナス」で、ご利用中のお客さまのサポートや広報活動を担当しています。 ピュアナスは2017年3月より販売開始以来、これまでに2万人以上の方にご愛用頂いている実績のあるアイテムです。 人にはなかなか聞けないバストケアのお悩みや疑問を同じ女性の立場から、これまでに頂いたお客さまのご意見も採り入れわかりやすくご紹介いたします。