陥没乳首(陥没乳頭)の女性や、乳首にピアス穴がある女性は、それが授乳に何か影響をおよぼしてしまわないかどうか、心配になるかもしれません。ここでは、陥没乳首(陥没乳頭)や乳首のピアス穴の授乳への影響についてご説明します。
陥没乳首(陥没乳頭)の授乳問題は工夫次第でかなりカバーできる
まずは、陥没乳首(陥没乳頭)による授乳への影響から考えていきましょう。陥没乳首(陥没乳頭)による授乳への悪影響は「多少はある」というのが答えです。
赤ちゃんが乳首をなかなかくわえられない、乳腺が未発達で乳首がへこんでいるので母乳が詰まりやすい、などといったものが陥没乳首(陥没乳頭)による授乳への悪影響として挙げられています。ですが、これらの悪影響については工夫次第でカバーすることも可能です。
- 授乳の前に乳首をつまんだり、マッサージや乳頭吸引器を使ったりするなどして乳首を引っ張り出しておく
- 母乳の詰まりを避け、出やすい状態にするために授乳前に少しだけ搾乳をしておく
- 乳頭保護カバー(ニップルシールド)を活用する
- 授乳は赤ちゃんが大きく口をあけた瞬間を狙い、乳首ではなく乳輪全体をくわえさせるようにする
こうした工夫をしておけば、陥没乳首(陥没乳頭)による授乳へのハンデがかなり軽減されます。可能であれば、マッサージや乳頭吸引器の使用に関しては、授乳が始まるもっと前の段階から始めておき、少しでも乳首に出っ張りグセをつけた状態にしておきたいものです。
乳首のピアス穴は授乳に影響を与える心配はまずない
次に乳首のピアス穴による授乳への影響についてですが、ピアス穴そのものが授乳に悪影響を与えるということはないといわれています。ピアス穴の部分から母乳がしみ出る、ということに不安を感じる女性も少なくありませんが、母乳はもともとひとつの穴から出ているものではないので、これも特に問題とはならないと考えられています。
ただし、ピアス穴の部分は感染予防のために特に清潔にしておくことや、ピアスについているジュエリーは外す、ということは守るようにしましょう。特に、ピアスについているジュエリーは、赤ちゃんの口内を傷つけるリスクがありますし、最悪の場合、窒息のリスクを発生させる可能性もありますので、授乳の際には絶対に取り外すことを徹底する必要があります。
陥没乳首(陥没乳頭)や乳首のピアス穴がある状態でも何とかなるケースも多い
陥没乳首(陥没乳頭)や乳首のピアス穴による授乳への悪影響は、その多くがちょっとした工夫や注意で何とかなりますので、それほど心配する必要はありません。
むしろ「授乳できなかったらどうしよう」と心配するあまりストレスを溜めてしまうことのほうが、出産や授乳に悪影響を与えてしまうかもしれません。工夫や注意を忘れなければ何とかなるだろう、というぐらいの気楽な気持ちで臨みましょう。どうしても不安な場合は、医師に悩みを相談してみるのもよいでしょう。
この記事の監修責任者
株式会社ピュアナス カスタマーサポート&広報担当 三上美羽
専門医と連携した陥没乳頭改善クリーム「ピュアナス」で、ご利用中のお客さまのサポートや広報活動を担当しています。 ピュアナスは2017年3月より販売開始以来、これまでに2万人以上の方にご愛用頂いている実績のあるアイテムです。 人にはなかなか聞けないバストケアのお悩みや疑問を同じ女性の立場から、これまでに頂いたお客さまのご意見も採り入れわかりやすくご紹介いたします。