「妊娠すると陥没乳頭(陥没乳首)が治る」はウソ!?正しい対処方法とは

妊婦

若い女性の間で急増している「陥没乳頭(陥没乳首)」。現在は、5人に1人の女性が陥没乳頭(陥没乳首)に悩んでいるといわれています。

ネット上では「妊娠すると陥没乳頭(陥没乳首)が治る」という情報も流れているようですが、本当なのでしょうか?

妊娠してもケアをしなければ治らない

陥没乳首には、刺激を与えれば一時的にでも乳首が突出する「仮性陥没乳頭(陥没乳首)」と、ほとんど突出しない「真性陥没乳頭(陥没乳首)」があります。

仮性の場合は、乳頭マッサージを行ったり、吸引器などのケアアイテムを使ったりすれば陥没状態が改善されることはあります。

しかし、真性の場合は、手術をしないと治らないケースがほとんどです。いずれにしても、「妊娠しただけで陥没乳頭(陥没乳首)が治る」というのはあまり信用できる情報とはいえないでしょう。

妊娠中のケアや授乳で陥没乳頭(陥没乳首)が改善されることも

陥没乳頭(陥没乳首)ケア
先述したように、妊娠中や出産後に以下のようなことを行い、陥没乳頭(陥没乳首)が改善されたというケースもあります。

  1. 乳頭マッサージを行う※
  2. 陥没乳頭(陥没乳首)専用のケアクリームを塗る
  3. 乳首吸引器などの器具を使って乳首が出やすいようにクセをつける
  4. 出産後赤ちゃんに乳首を吸わせる

※乳首に刺激を与えると子宮が収縮しやすくなるため、妊娠初期のマッサージなどは避けましょう。妊娠中期以降、医師や助産師へ相談した上で始めてください。

完全に治らなくても授乳はできる!

陥没乳頭(陥没乳首)の人の中には、「出産後に授乳できないのではないか」と心配な人も多いと思います。しかし、陥没乳頭(陥没乳首)だから授乳できないというわけではありません。
仮性陥没乳頭(陥没乳首)の場合は、マッサージやケアアイテムの使用などによって、授乳可能なケースもあります。

ただし、母体とアイテムとの相性もあるので、うまくいかないこともあるでしょう。吸引器などを使用し、陥没状態を一時的に改善させて赤ちゃんに吸わせようとしても、嫌がって吸ってくれないこともあります。また、赤ちゃんが吸いやすいようにシリコン製の保護パッドを付けても効果が見られない場合もあります。

しかし、そのような場合でも解決方法はあります。乳房から直接授乳することにこだわらない人であれば、搾乳機を使用して哺乳瓶に母乳を溜めて、赤ちゃんに飲ませるといいでしょう。

特に、出産直後の「初乳」には、栄養面・免疫面ともに赤ちゃんにとって必要な成分がたくさん含まれています。赤ちゃんが飲みやすい方法を選び、授乳することが大切です。

妊娠中に陥没乳頭(陥没乳首)になるケースも

「妊娠して陥没乳頭(陥没乳首)が治る」どころか、「妊娠して陥没乳頭(陥没乳首)になった」ケースもあります。

陥没乳頭(陥没乳首)になる原因の1つとして、「乳腺や乳管が未発達のままバストのボリュームが大きくなる」というものがあります。乳管が短いままバストだけが大きくなると、乳首が乳房に埋もれてしまうのです。

妊娠中は女性ホルモンが急増し、バストがボリュームアップします。乳管はそのままなのにバストだけが大きくなるので、妊娠中に陥没乳頭(陥没乳首)になってしまうケースがあるのです。

この場合は、出産後授乳していくうちにバストのボリュームが元に戻り、それにともなって陥没乳頭(陥没乳首)も自然に解消されることが多いでしょう。

陥没乳頭(陥没乳首)はなるべく早く改善!

仮性なのか真性なのかによって陥没乳頭(陥没乳首)の対処法は変わります。仮性の場合は改善が見られることもありますが、「妊娠すれば治る」とは考えずにいろいろな方法を試してみることをおすすめします。

また、妊娠中、出産後といわず、なるべく早くから自分に合った対処法を見つけ、準備をしていくことが大切ですよ。

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