陥没乳首(陥没乳頭)で困ることとして真っ先に思い浮かぶのは、見た目の印象という美容面の問題でしょう。また、見た目のほかにもデメリットは存在します。デメリットについても理解したうえで、今後どのような対応をしていくかを考えることはとても重要です。ここでは、陥没乳首(陥没乳頭)の問題について知っておくべきこと、今後やるべきことをご説明します。
陥没乳首(陥没乳頭)の3つのデメリット
陥没乳首(陥没乳頭)のおもなデメリットとして挙げられるのは次の3つです。
人に見られるのが恥ずかしいというコンプレックスを抱えやすい
陥没乳首(陥没乳頭)は、ピンと出た乳首と比べると見た目の印象が気になってしまう人も少なくありません。そのため、陥没乳首(陥没乳頭)の女性はバストにコンプレックスを抱えてしまいがちです。恋人に見せるのが嫌、というだけでなく、女性同士の旅行などであっても温泉で友達に胸を見られるのが嫌だ、と感じてしまう人も多いです。
陥没乳首(陥没乳頭)自体は深刻な疾患ではないもののほかの疾患リスクを増加させる
陥没乳首(陥没乳頭)は、それ自体はちょっとした先天異常・状態異常というレベルのもので、深刻な疾患というわけではありません。しかし、陥没乳首(陥没乳頭)によって乳腺炎や乳輪下膿瘍などの疾患リスクが高まるといわれています。
陥没乳首(陥没乳頭)によって乳腺炎の疾患リスクが高まる大きな理由として挙げられているのは、陥没乳首(陥没乳頭)は乳腺が未発達なために乳腺が通常よりも詰まりやすいことです。
また、乳管の入り口=乳管口から化膿菌が侵入して乳輪の下に膿瘍ができる乳輪下膿瘍も、陥没乳首(陥没乳頭)の人がなりやすい疾患です。陥没乳首(陥没乳頭)は乳頭がくぼんでいるだけに、乳管口を清潔に保つことが通常より困難などの理由によって、疾患リスクが高まると考えられています。
陥没乳首(陥没乳頭)が重度だと授乳できない可能性もある
陥没乳首(陥没乳頭)の人は授乳がしにくいという点も、デメリットの1つです。それでも、それほど重度の陥没乳首(陥没乳頭)でなければ、マッサージや乳頭吸引器などを利用して授乳前に乳頭を引き出し、赤ちゃんが大きく口をあけたところで、乳輪まるごとを加えさせるような形に工夫すれば、問題なく授乳できるケースも少なくありません。
しかし、マッサージや乳頭吸引器などを使っても乳頭が出てこない、乳頭保護カバー(ニップルシールド)を使ってもだめだという重度の陥没乳首(陥没乳頭)の場合は、どうしても授乳ができないという状況になってしまうこともあります。
問題点を理解し早めの対策をすることがおすすめ
陥没乳首(陥没乳頭)は、見た目の印象だけでなく、乳腺炎などの疾患リスクの増大、授乳障害のリスクなどといったデメリットもあります。陥没乳首(陥没乳頭)とはこうした複数の問題を抱えてしまうものであるということを理解したうえで、早めに陥没乳首(陥没乳頭)を改善するため、治すための対策を始めるようにしましょう。
まずは手軽な手段としてマッサージや乳頭吸引器などでの改善を数ヵ月ほど試してみて、それでも改善の兆しがまるで見られないようであれば、病院で本格的に外科治療をしてもらうのがおすすめです。
この記事の監修責任者
株式会社ピュアナス カスタマーサポート&広報担当 三上美羽
専門医と連携した陥没乳頭改善クリーム「ピュアナス」で、ご利用中のお客さまのサポートや広報活動を担当しています。 ピュアナスは2017年3月より販売開始以来、これまでに2万人以上の方にご愛用頂いている実績のあるアイテムです。 人にはなかなか聞けないバストケアのお悩みや疑問を同じ女性の立場から、これまでに頂いたお客さまのご意見も採り入れわかりやすくご紹介いたします。