陥没乳首(陥没乳頭)の多くは先天性、つまり生まれつきのものですが、すべての陥没乳首(陥没乳頭)が先天性というわけではありません。
後天性の陥没乳首(陥没乳頭)の中には、乳管のトラブルや、乳がんなどの疾患などが原因となっているケースもあります。
陥没乳首(陥没乳頭)の原因についてなぜ起こってしまうのか、幅広く知っておくことは、トラブルや疾患の早期発見にもつながります。
ここでは陥没乳首(陥没乳頭)の原因について、先天性・後天性、その両方について詳しくご説明します。
陥没乳首(陥没乳頭)の最大の原因は先天的に乳管が未発達なこと
乳房の中には乳管という母乳を出すための管があり、それが乳頭に直結しています。
この乳管が未発達で通常よりも短い状態だと乳頭が内側から乳管に引っ張られてしまい、陥没乳首(陥没乳頭)となってしまうのです。
乳管が未発達という問題は、その原因の大半が先天性、つまり生まれつきのものと考えられています。
この先天性の陥没乳首(陥没乳頭)の特徴として挙げられるのは、約9割が両側に発生するということです。
どちらの乳首も同じようにへこんでいる、という場合は乳管未発達による陥没乳首(陥没乳頭)である可能性が高いでしょう。
炎症などが理由で後天的に起こる陥没乳首(陥没乳頭)もある
陥没乳首(陥没乳頭)のほとんどは乳管の未発達が原因で、さらにその大半は先天性のものですが、中には炎症などによって発生する後天的な陥没乳首もあります。
後天的な陥没乳首(陥没乳頭)が発生するおもな原因として挙げられるのは、以下のとおりです。
- 乳管の炎症
- 乳管拡張症
- 乳がん
- 乳房の手術後の後遺症
先天的な陥没乳首(陥没乳頭)の場合、それ自体が重大な疾患というわけではありません。
しかし、後天的な陥没乳首(陥没乳頭)の場合は、乳管と乳腺(母乳をつくるための器官)の発育がアンバランスとなるような何らかのトラブルが発生したということを表しています。
- 元々は陥没乳首(陥没乳頭)じゃなかったのにいつの間にかそうなってしまった
- 片方だけが陥没乳首(陥没乳頭)になっている
という場合は、先天的な乳管の未発達だけでなく、乳管のトラブルや疾患が原因となっている可能性についても疑ってみましょう。
特に成長期を過ぎてから陥没乳首(陥没乳頭)になってしまったという場合は、トラブルや疾患が原因となっている可能性が高まりますので、できるだけ早く病院で診てもらうことをおすすめします。
陥没乳首(陥没乳頭)は先天性のものが多いが油断は禁物
陥没乳首(陥没乳頭)の多くは先天性、つまり生まれつきのものであることが多いですが、後天性の陥没乳首(陥没乳頭)の中には、乳管のトラブルや乳がんなどの深刻な疾患が原因となっているケースも存在します。
生まれたときから両胸が陥没乳首(陥没乳頭)という状態であれば、まず先天性のものと考えて間違いありませんが、そうでないケースの場合は注意が必要です。
特に、成長期を終えてから陥没乳首(陥没乳頭)になった、という場合は疾患などが原因である可能性も高くなりますので、この場合は早めに医師の診察を受けることをおすすめします。
陥没乳頭には、いくつかのタイプがあり、それぞれに治し方があるので、くわしい内容を知りたい方はこちらのページを参考にしてみてください。
この記事の監修責任者
株式会社ピュアナス カスタマーサポート&広報担当 三上美羽
専門医と連携した陥没乳頭改善クリーム「ピュアナス」で、ご利用中のお客さまのサポートや広報活動を担当しています。 ピュアナスは2017年3月より販売開始以来、これまでに2万人以上の方にご愛用頂いている実績のあるアイテムです。 人にはなかなか聞けないバストケアのお悩みや疑問を同じ女性の立場から、これまでに頂いたお客さまのご意見も採り入れわかりやすくご紹介いたします。